1969年 フォード マスタング マック1 428 コブラジェット の
前回のフレックスプレート修理の続きです。
トランスミッションの内部が気になり
ミッションを下したついでに、パンドラの箱を開けてしまいました。
C6 トランスミッションの分解です。
ATFを抜いた限りでは、
トルクコンバーター内、オイルパンのオイル共に
気になる程の汚れは見受けられませんでしたが
オイルパンを剥がすと流石に鉄粉は出ています。
15年以上前に交換した以来です。
フィルターも外し、バルブボディーも外してみたら
案の定です。
バルブボディー内に、錆&水の混入、エマルジョン発生です。
フィルター内やバルブボディー上部にもおびただしいゴミの量です。
前回はバルブボディーのパッキンが無かった為、
内部清掃を行わなかったので、積年の恨みの如く堆積しています。
ピストンの動きも相当渋くなっています。
バルブボディー内部の通路もキレイに清掃し、パッキンのかすも錆も除去、
キレイに面出しして、小さなボールも気を付けて組付けます。
今回はフルでオーバーホールする時間が無かったので、
クラッチやスプリング、ベアリングなどはまた今度にします。
あれだけゴミやカスが出てましたので、クラッチなどは全滅でしょうね。
本格的なミッションのオーバーホールやレストアになりますとケースのペイントがあったり、
バルブボディーのピストン交換やオーバーサイズ加工なども有りますので
非常に時間が掛かります。
ナンバーズマッチングでなければ交換の方が安く済む場合もあります。
残るは、ボロボロのへダースをエキマニに交換したら積み込みです。