ニュース

2020.06.19

1968 Dodge Charger : CIBIE vs KOITO vs IPF Round Headlights

今回、ヘッドライトテストを出来る機会がありましたので

チョッとした実験をしてみました。

 

車検で1968年のダッジ チャージャーのヘッドライトを点検したんですが

5,000cd(カンデラ)しかなく、合格基準の12,000 cd(4灯式)までは程遠い数値でしたので

ヘッドライトを交換することになりました。

通常ですと合格基準は15,000 cd です。

元々装着されていたヘッドライトはどこの製品か分からないプラスチックレンズの物でした。

この手の商品は2~3年で性能が落ちてしまいます。

安かろう悪かろうの典型です。

 

通常、当社ではヘッドライトの形状に関係なく、シビエのヘッドライトをお勧めしていますが、

コロナウイルスの影響で在庫切れになり、入荷時期も未定になってしまいました。

普段と違うルートでの購入も可能ですが、倍近い価格になりますので

今回は小糸製作所の商品を使用しました。

 

そこで今回、たまたま当社に有った半端な在庫の

シビエとIPFと小糸の3社の製品で比較してみました。

丸目4灯、丸145ミリ、ラウンド5.75インチ、5-3/4インチなどで呼ばれる商品で

使用した車両が1968年のダッジ  チャージャーにリレーを装着した仕様です。

 

外観の見た目ですが、シビエとIPFは凸レンズですが、小糸は平面レンズです。

旧車には凸レンズの方が似合いますね。

68年のチャージャーはハイドアウェイヘッドライトで普段は見えませんが。

IPFはレンズカットが浅い為、バルブが見えています。

 

テストに使用したバルブは小糸の新品の標準H1ハロゲンバルブで、

同じバルブを使用してで測定しました。

とはいえ、IPFのハイビームはバルブがH4なので、IPFのみ単純比較はできませんが

ヘッドライトテスターでのザックリですが測定数値は以下の通りです。

IPF Hi — 37,000 cd

KOITO Hi — 28,000 cd

CIBIE Hi — 58,000 cd

シビエがダントツの数値です。

夜間のハイビーム走行時は違いが分かります。

 

IPFはハイビームしか在庫が無かったので、小糸とシビエのロービームの違いですが、

小糸は左下、シビエは右下が明るくなってます。

当社のテスターは安全自動車のHL-103と言う古い機種で、

ロービームの数値の測定が出来ないので比較できなかったのが残念です。

 

旧車の皆さんは車検時のみならず、夜間走行時にヘッドライトの明るさに不満が有る方も多いかと思います。

LEDヘッドライトの装着や、配線の引き直し、リレー追加など対策手段は色々ありますので

ヘッドライトの明るさに不満が有るお客様、是非ご相談下さい。