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2019.12.17

1968 Chevrolet Camaro : Differential Issues Part 2

1968年のシボレー カマロのデフ交換の続きです。

ディファレンシャルの修理や交換は文字で表わすと簡単な作業になってしまうんですが

実際は結構大変な作業です。

 

今回はノンスリップデフ、ノンスリ、LSD等と呼ばれているタイプの物に交換します。

デフのギアも欠けてしまってましたので、こちらも交換です。

新品パーツに新品のベアリングを取り付けますが

取り付け作業は油圧プレスと治具を使って取り付けます。

後は、車両に組付ければ完成。

ではありません。

 

ここから、面倒な歯当たり調整が有ります。

組んで、測って、バラしての繰り返しです。

しかも、シボレーの10ボルトと呼ばれている今回のデフは

正直、面倒です。

フォード9と呼ばれている、フォード製のデフは楽なんですけどね。

 

そうは言っても、少しでも楽が出来る様に、色々な特殊工具を使って作業します。

1/100インチ単位での調整ですので、特殊工具が有ると無いとでは雲泥の差です。

ちなみにミリで言えば0.25ミリぐらいです。

エンジン廻りの1/1000インチ単位に比べれば大したことは無いですが。

デフに関しては完成時のフィーリングは日本人向けに多少カスタマイズして組付けます。

歯当たりの最終確認とネジの穴の掃除も忘れずにやれば完成です。

 

マッスルカー世代はデフオイルを交換するための

ドレンボルトが無いタイプのデフが多いのでオイル交換もしないで

ノーメンテナンスで乗られている車両が多いです。

オイル交換時にデフを外さないと出来なかったり、

後のカバーを外したりと面倒ですが、

見方を変えれば、ついでにデフの点検も出来ます。

 

デフからの異音やギア比を変えて高速仕様に変更したい方など

オイル交換のついでに、まずは現状確認をしてみては如何ですか?

お気軽にご相談下さい。