1964年 マーキュリー コメット が今回はオーバーヒートでレッカーにて入庫です。
以前からオーバーヒートを繰り返していたらしく、
他店にて色々交換して頂いたそうですが改善しなかった様です。
点検しましたら、電動ファンが回ってませんでした。
原因はファンに冷却水が付着してショート?って所でしょうか?
このファン防水されて無いの???雨の日ですら怖いですね。
交換して終了かと思いきや、
「不安なので機械式ファンの取付け」をして欲しいとの事で
大改造になってしまいました。
入庫時点で既に違う車種の?アルミラジエターが無理やり装着されており
機械式ファンを取り付けるスペースが無い状態でした。
一番驚いたのは、なんと、コアサポートやサブフレームまで切られてます。
画像では分かり難いですが鉄板1枚。(撮影忘れて途中の画像になってしまいました。)
それに、フロントサスペンションのテンションロッドの取付けステーがグラグラ。
しかも他の溶接も亀裂が入っていて、取れてしまう恐れが…..
気付いて良かったです。
気付かず乗ってたとは言え、恐ろしいです。
「ラジエターは今のままで」との事で、
合っていないラジエターにあわせてコアサポート&サブフレームを製作し直しです。
何故か?背の高いラジエターをチョイスされていて、
横長なら普通に装着出来るはずなのに?何でこのラジエターをチョイス???
と、はてなだらけの中、モヤモヤしたまま作業です。
改造された部分を切り取って、切った貼ったの繰り返しで、
エンジンとラジエター、ボンネットなど、色々な個所のクリアランスをチェックしながら製作です。
(ホントにサイズがギリギリアウトのラジエターなんです。)
補強も入れて、溶接増しもして、計算上は純正以上の強度かな?
オリジナル状態が切り刻まれてましたので、兄弟のマスタングと比較してですが。
後は、補機類も組付けて、仮組を全てしてから最終チェックをしてペイント&試運転です。
業務多忙につきスタッフ募集中。
勤務時間、休日等、色々選べます。
詳細はお問い合わせ下さい。