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2017.08.22

1964 Mercury Comet : Overheating !!

1964年 マーキュリー コメット が今回はオーバーヒートでレッカーにて入庫です。

以前からオーバーヒートを繰り返していたらしく、

他店にて色々交換して頂いたそうですが改善しなかった様です。

 

点検しましたら、電動ファンが回ってませんでした。

原因はファンに冷却水が付着してショート?って所でしょうか?

このファン防水されて無いの???雨の日ですら怖いですね。

交換して終了かと思いきや、

「不安なので機械式ファンの取付け」をして欲しいとの事で

大改造になってしまいました。

 

入庫時点で既に違う車種の?アルミラジエターが無理やり装着されており

機械式ファンを取り付けるスペースが無い状態でした。

一番驚いたのは、なんと、コアサポートやサブフレームまで切られてます。

画像では分かり難いですが鉄板1枚。(撮影忘れて途中の画像になってしまいました。)

それに、フロントサスペンションのテンションロッドの取付けステーがグラグラ。

しかも他の溶接も亀裂が入っていて、取れてしまう恐れが…..

気付いて良かったです。

気付かず乗ってたとは言え、恐ろしいです。

 

「ラジエターは今のままで」との事で、

合っていないラジエターにあわせてコアサポート&サブフレームを製作し直しです。

何故か?背の高いラジエターをチョイスされていて、

横長なら普通に装着出来るはずなのに?何でこのラジエターをチョイス???

と、はてなだらけの中、モヤモヤしたまま作業です。

 

改造された部分を切り取って、切った貼ったの繰り返しで、

エンジンとラジエター、ボンネットなど、色々な個所のクリアランスをチェックしながら製作です。

(ホントにサイズがギリギリアウトのラジエターなんです。)

補強も入れて、溶接増しもして、計算上は純正以上の強度かな?

オリジナル状態が切り刻まれてましたので、兄弟のマスタングと比較してですが。

 

後は、補機類も組付けて、仮組を全てしてから最終チェックをしてペイント&試運転です。

 

 

 

 

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