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2017.09.06

1964 Mercury Comet : Overheating !! Part 2

前回に続いて、マーキュリーのコメットのオーバーヒート修理です。

ラジエターやエアコンのコンデンサー、リザーブタンクにホーンなど

色々なパーツの取付け位置が変わってしまったので

ステーを全て作り変える作業になります。

 

社外を取り付ける時にありがちな

ボルトナットで固定されて、外すことなど考えていない状態だったり

しかもミリネジを使っていたりと

パーツを単体で脱着可能はもちろん、脱着しやすいようにナットを溶接したり、

ミリネジをインチネジに変えたりと

細かい事ですが色々やることがあります。

 

それに、大抵の車両がそうですが、オートマクーラーのパイプが

適当に通っているのが気になってしまいます。

こちらもキレイに修正して干渉やねじれが無い様に付け直しです。

 

そして、良く見ると、何故か片側だけ交換されていたエンジンマウントも

交換してないマウント側は亀裂だらけ。

こちらも、交換して、エンジンの位置を正規の位置直し

ラジエターとの干渉も再確認です。

 

 

こちらのコメットはエアコン装着車ですので電動ファンは必須ですので、

エンジン側にスペースは全くないので、前側に設置します。

もちろん、純正タイプのファンシェラウドも装着します。

今回お客様のご要望で見た目より性能との事でしたので

前から見えてしまいますが、大きいサイズの電動ファンを装着します。

 

たぶんオーバーヒート対策?で装着させられたと思われる

エンジンオイルクーラーも

一応、油温もチェックしながらテストドライブをしましたが、

予想通りですが、油温は一切上がらず、どちらかと言えばオーバークールでしたので

無駄な物は迷わず取り外しです。

 

テストドライブで夏の渋滞も問題無く乗り切れましたので、合格です。

ですが、まだまだ、修理個所が色々ある車両です。

徐々に直して行きましょう。

 

 

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